南相馬市産食用米PR事業の取組について
南相馬市は太平洋側の海洋性気候に属し、沖合を流れる暖流の影響により、夏は涼しく、冬でも降雪が少ない温暖な気候が特徴で、稲作の生産が盛んな地域でした。
震災後作付けが制限されましたが、徐々に営農再開が進み、平成30年度に震災前の半分まで作付面積が回復したことから、令和元年度より本事業を開始しました。
令和元年度
令和2年度
令和3年度
大阪府の米穀卸売販売・幸南食糧株式会社の「明日に繋がる地域活性プロジェクト」の一環として、南相馬市産天のつぶを使用したパックごはんを50,000食製造し、関西のスーパー等で南相馬市産天のつぶのPRを兼ねて販売を行っていただくこととなりました。
販売開始に先立ち、9月22日に幸南食糧株式会社の代表者等が市役所を訪れ、市長へパックごはん完成の報告及び商品の寄贈が行われました。
天のつぶを使用したパックごはん
9月22日の幸南食糧株式会社の市役所訪問の様子。(左から地域活性化研究所の橋本所長、幸南食糧の川西社長、市長)
令和2年度
①機運向上企画 「新パッケージ人気投票」 令和2年7月20日(月)~7月31日(金)
令和2年度産南相馬市産天のつぶ発売に向け、市民が愛着を持てるオリジナルパッケージを制作するため市内10施設+SNS上でパッケージデザインの人気投票企画を実施しました。【総投票数:1,614票】
②機運向上イベント「南相馬米出発式&発表会」 令和2年10月19日(月)
新米発売開始を前に、関係者により精米工場に発送する南相馬米出発式と、人気投票により決定した「南相馬米」新パッケージの発表会を行い、マスコミを通じて市内外に情報発信しました。
当日は、南相馬市産天のつぶと地元食材を使用した「みなみそうまむすび」も振舞われ、大変好評でした。
新米出発式の様子
市長による「南相馬市産天のつぶ」新パッケージお披露目の様子
③情報発信
令和2年産南相馬米の発売開始に合わせて、市の広報誌での特集ページ掲載や、みなみそうまチャンネルで特別番組の放送による情報発信を行いました。
広報みなみそうま11月1日号にて特集記事を掲載
詳細はこちら
南相馬市産天のつぶの商品化までを追跡取材した特別番組を放送。
詳細はこちら
④南相馬市産天のつぶ 推奨販売(市外)
県内のいわき市や県外の東京都や埼玉県において、推奨販売を行い南相馬米のPRを行いました。
⑤南相馬市産天のつぶ 推奨販売(市内)
市内スーパーにおいても推奨販売を実施しました。ある店舗では市内にある相馬農業高等学校の学生が作った天のつぶ(2kg)も一緒に販売し、当日は学生にも推奨販売に協力いただきました。期間中、福島大学の学生も視察に訪れ、相農生へお米の栽培についてヒアリングを行っていました。
学生と市職員による合同推奨販売
福島大学の学生が視察
⑥ふるさと学生応援制度 新米発送式 令和2年11月10日(火)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で生活に苦しむ市出身の大学生への支援策として南相馬市産天のつぶ10kg(2kg×5袋)を発送しました。
市長からJAに発送を依頼
市長から県外の大学生に向けてオンラインでエール
令和2年度実績
【出荷実績】(令和3年3月24日時点)
計29.5t(令和元年度 約7.5t)
【取扱店舗】
計14店(令和元年度 7店)
南相馬市産米と地元食材を使用したおむすび動画です。
ぜひご覧ください!
〇No.1_基本のおむすび
https://www.youtube.com/watch?v=XsuCe04m_Is
〇No.2_玄米おむすび
https://www.youtube.com/watch?v=SNFlt-nv1es&t=3s
〇No.3_簡単イロドリおむすび
https://www.youtube.com/watch?v=zJYY8rIQmvA
令和元年度
①南相馬市産天のつぶの商品化
市内で最も多く生産されている品種である「天のつぶ」を使用した量販店用「南相馬市産天のつぶ」を商品化しました。演出物については外部の事業者にデザインを依頼し、オリジナルの演出物を作成しました。
②PR活動
販売を開始するにあたり、10月7日の市長記者会見で商品のお披露目をし、市内7店舗で販売を開始しました。その後、北は北海道から南は福岡県まで全国各地で催事出店による販売促進活動を行った結果、合計7.5tの利用に繋げることができました。